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活動内容

   
手話については、テレビの映像や街中でも見かけることが多く、手話を使わないかたでも見たことがあると思います。
一方の要約筆記については、見たこともなければ、言葉自体を聞いたことがないかたが、大勢いらっしゃると思います。実は、私たちサークルメンバーの多くも、要約筆記の現場を見たことのないまま、要約筆記者養成講座の受講を始めたのです。
そのくらい、要約筆記というものが、世の中に、知られていないということです。
要約筆記とは、聴覚に障がいがあって聞こえにくいのために、音声情報を文字に変えて、コミュニケーションを支援する通訳の方法です。
聴覚に障がいがあるなら手話を使えばいいじゃない、と思われがちですが、実際には、みなさんが手話でコミュニケーションをとれるわけではないそうです。
たとえば、大人になってから聞こえにくくなった場合などは、ご自分の声で話すことができますし、身近な人たちとのコミュニケーションに手話を使うこともほとんどないため、手話を覚えることは、なかなか難しいそうです。
健聴者も小・中学校から学習を始めたはずの英語も使わないまま大人になって、喋ることができないことに少し似ていませんか。
手話を覚えられなくても、文字を読むことができるならば、文字による情報を得ることができ、コミュニケーションをとることができます。
聞こえにくい方と会話が必要となった場面で、とっさに思いつくのは、筆談ですよね。筆談は、会話しようとする本人が、自分の思うことを文字にして、コミュニケーションをとります。1対1の会話などでは、手軽で便利なので、最近は、公共施設や銀行などでも、「筆談の用意があります」という表示を見かけたりします。しかし、講演会や講義、会議など、参加者が大勢いて筆談をすることが難しい場面では、要約筆記が利用されます。
要約筆記には、手書きによるものと、パソコンによるものがあります。それぞれ使用する機器が異なり、それぞれに一長一短があるので、要約筆記を必要とする場面に応じて、どちらかを選ぶことができます。
要約筆記は、話しているかたの言葉、一語一句すべてを、文字にするわけではありません。話の内容を要約して、文章化し、文字として表すことで通訳します。聞こえにくい方が、その場で話されている内容を理解して、考え、判断した上で、行動できるよう、必要な情報を保障するものです。
 

普及活動のために…

ふれあいサロンでの全体投影やノートテイクのデモンストレーションを行っています。

あなたの会の参加者に、

「もしかしたら聞こえに困っているかも…」、「参加者に高齢者が多いのよね…」

そんな場合、お気軽にご相談ください。

パソコン要約筆記などのご依頼について

「パソコン要約筆記サークル あいうえお」は音声情報を文字にするお手伝いをしています
(あ) 要約筆記とは?

 

さまざまな理由から聞こえにくい方のために、音声情報を文字にする通訳です。

会話等の音声情報をそのまま文字にすると膨大な量になり、必要な情報が伝わりにくくなります。要約筆記では、音声情報を要約して文章化することで、利用者に会話の内容を理解して、考え、判断した上で、行動していただくための、必要な情報を保障いたします。

 

(い) パソコン要約筆記って?

 

要約筆記には、「手書き」と「パソコン」があります。

私たちのおこなうパソコン要約筆記は、キーボードで入力をするため、よりスピーディーに通訳できる良さがあります。
 
(え) 通訳って、記録
     じゃないの?

 

要約筆記は、記録ではありません。会話が終われば音声情報は消えるように、文章化した文字も、通訳終了と同時に完全消去いたします。

入力したものをお渡ししたり、議事録のように保存しておくことは、原則としてできません。その点については、ご了承をお願いいたします。

 ※記録としてのご依頼をのぞく。

  

(お) どんな人が所属しているの?

 

「パソコン要約筆記サークル あいうえお」は、町田市のパソコン要約筆記者養成講座の修了者が所属する団体です。

講座では1年間かけて通訳に必要なスキルのほか、社会福祉や聴覚障がいについても幅広く学んできました。現在もサークル活動を通じて勉強会や研修等を続けております。

私たちは『守秘義務』を負っています。通訳現場で知った情報を口外したり、外部に流出させることは一切いたしません。通訳のためにお預かりした資料も全てお返しします。

聞こえにくい方が必要な情報を獲得して当たり前に社会参加できる、そんな地域社会を目指して私たちは活動しています。
 

(う) どんなときに利用できるの?

 

自治会の会合、学校や生涯学習の講義、各種講演会、官公庁の窓口や、病院での診察など、全ての「情報が必要な場所」で、ご利用いただけます。また、ご依頼の内容やご希望にできる限りそえる方法で、通訳をさせていただきます。

 

全体投影

 プロジェクターにパソコンをつなぎ、画面を

 会場設置のスクリーンなどに大きな文字で

 投影します。利用者の人数が多く会場が

 大きい場合に向いています。

 

ノートテイク

 利用者の横にパソコンの画面を置き、直接
 見ていただきながら通訳します。利用者が
 1~2名の場合に向いています。
 
◎費用については、お問い合わせ
 ください。

 

◎その他
 要約筆記以外のご相談も受け付けて
 おります。
 ・記録
 ・文字起こし
 など
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